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親の浮気を子どもが知ってしまったら

「最近、父親の行動や態度がおかしい」
「全く構ってくれない」
「母親と父親の会話が何となく険悪ムード」

大好きな両親の様子がいつもと違う場合、子どもは人一倍敏感になります。さらにいえば、親の浮気を知った子どものケアに悩む親も近年増加していると言われています。今回のコラムでは、子どもが親の浮気を発見した体験談をお届けしつつ、どのようにして子どもの心をケアすべきか解説していきます。

超気まずい!親の浮気が発覚した瞬間

子どもにとって親の浮気発覚は大事件です。家族の関係性にもよりますが、パートナーよりも先に子どもが浮気や不倫に気づくケースもあります。その瞬間とは、どのような時に訪れるのか?シチュエーション別で実際の体験談をまとめてみました。

■ 父親の携帯を見たら怪しいメールが……

「携帯ゲームをするために父親からスマホを借りたら、タイミングよくラインにメッセージのポップアップの通知がきて。『昨日は楽しかった♡』『早くまた会いたい!』と明らかに仕事先や友達とのやり取りではない内容を見てしまい、浮気か?と疑いました。」(18歳・女性)

父親の携帯をたまたま覗き込んだタイミングで浮気・不倫相手と思われる女性からのメッセージを発見してしまったというパターン。絶対的な確証はなくても子どもが怪しむのに十分な内容であれば親を不審に思います。

■ 父親の後をつけたら女性との密会を発見!

「母と父が最近よくケンカをしていて。父が怒った勢いで家を出たことがあるんです。心配になって追いかけたら、電話で誰かと話していて。そのまま後を付けたら女性と合流して食事をしていました。めちゃくちゃ楽しそうにしているし腕を組んで歩いていたから、これは友達ではない!と思いました。母がイライラしていたので妙に納得してしまったかも」(16歳・女性)

母親とは違う女性と楽しそうに腕を組んで歩いたり食事をしているシーンを実際に見たという事実から父親の浮気や不倫が発覚したパターンがこちら。「最近、お父さんの様子がおかしい」と疑問を抱き、父親を尾行して不倫現場を目撃するケースです。

親の浮気を知ってしまった子どものケアはどうすればいい?

自分の親が浮気をしていると気付いた場合、多くの子どもが「親から裏切られた!」「なんで?どうして?」と、大きなショックを受けます。このとき、親として絶対にやってはいけないポイントが4つあります。

  1. 下手な嘘や言い訳はしない
  2. 家族の悪口を言わない
  3. 親ではなく「男」「女」の部分を見せない
  4. 子どもの存在を否定しない

不倫相手との関係は、いつか終わりを告げます。しかし親子という関係は永遠に続くもの。「自分さえよければいい」ではなく、子どもと真剣に向き合いましょう。

まずは子どもの心を守ること

親の都合で子どもを夫婦間のトラブルに巻き込むのは「面前DV」、つまり心理的虐待に当たるとされ、深刻な社会問題として取り上げられています。例えば、以下のような言動は面前DVに該当します。

  • 「●●ちゃんはママの味方だよね?」と子どもを味方につけようとする
  • 「お父さんが悪いよね?」と悪者の対象を誘導する
  • 子どもが好きなモノで釣る
  • 子どもの目の前で声を荒らげ喧嘩する
  • 「あんたがいなければ」と子どもに八つ当たりする

このような場面に子どもが遭遇した場合、身体の不調や生活リズムが乱れ、トラウマとして心に不安を抱え続けてしまいます。傷ついた子どもの心を守るためには、母親(または父親)が全力で子どもを支援しなければならないことを覚えておきましょう。

親子関係の修復が難しい場合は?

浮気や不倫の問題から親子の絆が崩壊して修復が難しい、この場合にとるべき行動は「第三者に相談をする」です。

親が浮気をしている、その事実に子どもがショックを受けると親を見る目そのものが変わります。悲しい気持ちになるだけでなく、軽蔑や嫌悪感が出てしまうことも……。「何とかしなくちゃ」「早く解決させなきゃ」という親心も分かりますが、自分一人ではどうすることもできません。今後の家族に関わる大きな問題でもありますので、自分だけで抱えこまず、専門のカウンセラーを探すなど第三者に相談をしてください。

 

親の不倫・浮気を知った子どもの心には、一生消えない心のキズが残ります。それがきっかけで「結婚」に対する不安や拒絶が大人になってから出てくるケースも少なくありません。子どもがそうならないためにも、今まで以上に心身のケアを親がサポートしてあげてくださいね。