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キスは不倫になる?男女に聞く不倫のボーダーラインと法律上の扱い

どこからアウトで、どこまでがセーフなのか?

不倫の定義は、人それぞれボーダーラインが異なるものです。例えば、既婚者とのキスは不倫に該当するのか?と問われたとき。「もちろん不倫でしょう!」と言い切る人もいれば、「キスだけなら不倫にならない」と考える人もいます。とりわけ「キス」に対する価値観は男女間で大きな違いがあるとも言われており、法律上の扱いがどうなるのかを気にされる方もいます。

今回のコラムでは、キスが不貞行為になるのかを解説するとともに、男女間でみる不倫のボーダーラインについてお届けします。

キスは法律上の「不貞行為」にあたるのか

まず法律上において、キスは「不貞行為」にあたりません。そもそも不貞行為とは、民法770条で「離婚が出来る重大な事由」と定められているもの。過去の判例により不貞行為と認められるのは「既婚者であること」「本人の意思に基づいて性行為を行うこと」「同じ相手と2回以上、性行為を行うこと」とされています。つまり、既婚者が同じ相手と2回以上、本人の意思に基づいてセックスをすると「不貞行為=不倫」とみなされ、離婚や慰謝料を請求することができるというわけです。言い換えれば、法律上ではキスや手繋ぎ、抱き合うなど、セックスを伴わない行為は不貞行為ではないということです。しかし最近の判例では、「肉体関係がなくても下着姿で抱き合う」「合理的な理由がなく複数回ラブホテルを利用した」なども損害賠償の対象となったケースがあります。法律上はセーフであったとしても、慰謝料が請求される場合があることを覚えておきましょう。

男女に聞く不倫のボーダーライン

法律上では不貞行為に該当しないキスですが、モヤモヤする人も多いのではないでしょうか。ここでは、男女間で思う不倫のボーダーラインについて、「ここからは不倫!」と判断される上位5位をまとめてみました。

■ 男性が思う「ここからが不倫!」のボーダーライン

1位 セックスをした
2位 異性と二人きりで出掛けた
3位 キスをした
4位 「好き」という気持ちが芽生えた
5位 手を繋いだ

ある大手企業の調査では、男性が「不倫」だと感じるのは、セックスをした時が1位でした。このことから、男性が「不倫」と感じるボーダーラインは肉体関係だといえるでしょう。「異性と二人きりで出かける」「キスをする」これらの行動も、肉体関係に発展する可能性があると判断され、ボーダーラインとみなされる傾向があるようです。その一方で、「好きの気持ちが芽生えたら」「手を繋いだら」は、あまり重要視されていないようです。

■ 女性が思う「ここからが不倫!」のボーダーライン

1位 「好き」という気持ちが芽生えた
2位 キスをした
3位 手をつないだ
4位 異性と二人きりで出かけた
5位 セックスをした

上記のランキングを見てわかる通り、不倫に対する女性のボーダーラインは、心の繋がりが重要視されています。「好き」の気持ちが芽生えた時点で不倫扱いとなるため、肉体的な繋がりよりも精神的な繋がりやそこまでのプロセスを大切にしていることがわかります。

 

法律上では不貞行為とみなされない「キス」。ですが、現実では男女ともに不倫のボーダーライン上位3位にランクインしていることから、決して許される行為ではないと読み取れます。キスをする心理には、「何となく流されて」「もう一度、ドキドキしたかった」「現実を忘れたかった」など理由はさまざまですが、根底には「キスくらい大丈夫」という意識が働いているからこその行為だと考えられます。法律上では許されていたとしても、大半の男女が「キスは不倫」と判断しているのであれば、「たかがキス」と軽視するのは注意すべきです。キスから始まる不倫で傷つく人がいることを忘れないでくださいね。