UP

1番大切なのは夫婦の幸せ。人生の優先順位を変えた日本人女性との国際結婚【インタビュー】

元カレとのありえない恋愛トラブルから、家族や友達に言えない恋のお悩みまで、今だから言える恋愛事情をリアルに語ってもらう「ORIHIMEのホンネ」。

今回インタビューをお願いしたのは、日本で作曲家として活動されているフランス人のプダ オレリアンさんです。日本人の奥様と国際結婚をされて幸せいっぱいのオレリアンさんですが、驚いたのがスピーディーな恋愛展開。出会って2週間で奥さんのご両親に会い、数ヶ月でフランスの両親に挨拶、半年で婚約して1年ちょっとで結婚と日本人同士のカップル以上にトントン拍子で結婚が決まったのだとか。

文化や言葉の違いから障害が多いと言われる国際結婚をどのようにして成功させたのか、インターナショナルな恋愛観について語って頂きました。

いつも前向きでオールOK!そんなところが大好き

■ 日本人の奥様の魅力とは?どんなところに惹かれましたか?

オレリアン:彼女はいつもポジティブで楽観的でとても明るい女性。僕はフリーランスで仕事をしているから、収入が安定していない分、少しストレスを感じることもあるんだ。でも、「なんとかなるよ」という彼女の姿勢にすごく救われるし、一緒にいて本当に楽しいと思える人。それからノリがいいところも好き(笑)

■ どんな風にノリがいいのでしょうか?

オレリアン:僕は料理が好きなんだけど、例えば真夜中とか朝の6時にクッキーを焼きたいと彼女に言うとイヤな顔1つせず面白がってくれるところ。今からディズニーランドに行こうと言えば「いいよ!」とすぐに答えを出してくれる、朝早くファミレスに行きたい時も普通についてきてくれる、そんなところかな。僕は決断が早い方だから彼女の反応がとても心地良いんだ。決して無理をするわけでなく、ナチュラルにできるところが好きだな。

■ 奥さんと結婚する前から日本人と結婚したいと思っていましたか?

オレリアン:日本は大好きだし日本人女性も好き。アジアの女の子は顔がとてもキレイで魅力的だと思うけど、結婚したいとは考えていなかったよ。というのも、日本人女性は言葉の中にある本音と建前が見えない部分があるから。約束をしても突然「具合が悪いから行けない」と断られたり、楽しいデートだったはずなのに「もうあなたと会いたくない」と言われたこともある。気持ちが読めなくて日本人女性はダメかも……と思った矢先に出会ったのが彼女(今の奥様)だったんだ。そこで日本人の優しさに触れることができた。これは僕にとって重要なことだったね。

夫婦にとって何がベストか?そのプロセスを考える関係性がいい

■ 同じ国籍のフランス人女性と結婚は考えなかったのでしょうか

オレリアン:たしかにフランス人女性と日本人女性は全く違うタイプ。固定観念ぽく聞こえるかもしれないけど、フランス人の女性は意思がとても強くて頑固。僕もフランス人だから、何かやりたいと思って伝えても「無理!」とはっきり言ってくるし、どちらも折れないからぶつかってしまう。僕の奥さんはフォローしてくれる上、僕を受け入れて信じてくれるから。それは本当に感謝しています。

■ まさに「運命の出会い」ですね!

オレリアン:彼女との恋愛がなかったら日本人女性と結婚はしなかったかもしれない(笑)頼りになるけど、それが強く出すぎていない、本当に居心地の良い女性だと思う。「国際カップル」ただそれだけで刺激的でダイナミックだけど、日本人女性の奥さんと結婚をしたことで自分が欲している本質について考えられるようになったし、今までとは違う視点で物事を見るようになったのは大きい。全てが普通じゃないし、お互いの価値観も違うから、夫婦2人にとって何がベストなのか?そのプロセスを考える関係性が、今はすごく大切だなと思えるんだ。僕の奥さんは英語がすごく上手だから、どう感じているのかしっかり気持ちを言い合えるところもありがたいな。

■ そんな奥様のご両親に、出会って2週間で会おうと思ったのはなぜですか

オレリアン:僕自身、親と近い距離にいるから、自分に大切な人ができたら彼女の両親とも良い人間関係を築きたいと思うんだ。彼女の両親に彼氏として会って仲良くなることで、彼女に安心感を与えたいし、両親からの信頼も得たい。家族とのコミュニケーションは日本語で少し難しいけど、楽しいから緊張はしないよ(笑)

■ 国籍が違うことで悩むことはありませんか?

オレリアン:たしかに習慣や価値観が違うからぶつかり合うことはあるけど、ケンカではないかな。文化の違いを過去の経験から話し合い、2人の関係に良いと思った方に合わせていくんだ。奥さんの友達との付き合い方や接し方に疑問を持ったこともあったけど、そんな時は僕の奥さんがしっかり説明してくれる。全てを疑うより、信じた方がハッピーな気持ちになれると思えるようになったのも、奥さんと結婚して良かったと思うところ。

婚姻届やビザの申請は大変だけど、それ以上に彼女との幸せが大切

■ 国際結婚といえばビザ問題や住む場所も大変と聞きますが、実際はどうでしたか?

オレリアン:僕は彼女と結婚して日本に住みたかったから。それは僕たちの国際結婚でかなり助けになったと思うよ。けれどもビザや婚姻届は大変!婚姻届を提出する前に、フランス本国から「この人は日本で結婚しても害がありません」という証明書の発行が必要で……。書類を揃えて申請してから受け取りまで約2ヶ月、それが通ったら今度は日本の婚姻届を提出。日本で結婚したことをフランスが認めるために日本の外務省に婚姻届を持って行き、印鑑をもらってフランス語に翻訳してからフランスの大使館に届ける。そこでのチェックが終わったらフランスから日本に戻ってくるのが婚姻届の一連の流れ。準備から考えると半年はかかるんだ。ビザに関しても、フランスの場合は結婚したらその国に住めるビザがもらえるという法律があり、提出に必要な書類を用意して申請しなければならないんだ。

■ これまでの経験を通して成長したなと思えることを教えてください

オレリアン:昔の僕は仕事でどれだけ成功しているかが大事だった。他を犠牲にしても仕事が第一で、その代わりにストレスを感じることが多かったように思う。奥さんと出会ってからはプライオリティが変わり、彼女との幸せが一番!これからも昔と変わらずに挑戦していくけど、彼女が僕の心の支えになっているからストレスの感じ方は変わったよ。

そして大事なのが、未来に向かって何にフォーカスするかということ。どうすれば僕たち夫婦がもっと幸せになれるか、それが未来に繋がっていくと思うし、将来のために今の幸せを犠牲にする必要はないと思う。認めることは時として弱さになるけど、自分が思ったことを正直に伝えることを大切にしていきたい。

 

言葉も文化も価値観も違う、そんな普通ではない状況があるからこそ、新しい物の見方ができるようになったと国際結婚について嬉しそうに話してくれたプダ オレリアンさん。奥さんという大切な存在が心の支えになっていると語ってくれた素敵な旦那さまでした。お互いを思いやる気持ちと目指す未来が同じであれば、たとえ異なる国籍であっても幸せになれる、そんなグローバルな夫婦の在り方をぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。