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単純接触効果の恋愛活用事例と活用の際の注意点とは

「いつも同じ時間で電車に乗る人がいる」「毎朝、通勤時に見かけるあの人と話してみたいかも」など、そこまで近しい距離ではない人が気になるという経験、皆さん一度はないでしょうか。

このような、日常の中で見かけたり挨拶を交わすことで気になる心理を「単純接触効果」と呼び、全く好意がなかった相手に対して定期的に顔を合わせるうちに、気になる存在へと発展していく心の変化を表します。対人関係で効果を発揮するといわれている「単純接触」の心理効果は恋愛にも応用することが可能ともいわれています。今回のコラムでは、単純接触効果の恋愛活用事例と注意点について解説します。

単純接触効果(ザイオンス効果)とは?

単純接触効果とは、アメリカの心理学者ロバート・ザイオンス氏が提唱した心理効果です。別名「ザイオンス効果」とも呼ばれ、熟知性の原則から会えば会うほど相手に好意を持つという心理効果を生み出すといわれています。

もう少し噛み砕いて説明すると、単純接触効果とは何度も相手に接触を持つことで無意識に親交が深まる心理状態を指します。例えば朝の通勤時。いつも乗る同じ電車で見かける人に何となく好意を持つことがありますが、特にあいさつを交わさなくても見かけるだけで安心するような気持ちになります。このように、友達や知人でもない「ただ毎朝見かけるだけの人」に対して親近感を覚えるようになるのが単純接触効果です。

他の事例でいえばテレビCMが良い例になります。テレビのCMで何度も見る商品をつい手に取ってしまう、よくテレビに出るタレントに好意を持つ、これらは全て単純接触効果です。「変なCMだな」と思っていたキャッチコピーやCMソングも、繰り返し見ることにより、何となく耳に馴染んできた、口ずさんでいたという行動も単純接触効果が働いている証拠です。

単純接触効果について、もっと詳しく知りたい方は下記のコラムに公開されています。ぜひ参考にしてくださいね。

恋愛に活かそう!「単純接触効果」を使った心理誘導テクニックとは
https://fan.happy-cielo.jp/love/978/

単純接触効果を恋愛に活用した例

では、単純接触効果を片想いの相手に効果的に使う場合、どうすればよいでしょうか。相手の視界に入る回数が多ければいいのか?と問われても、人の感情を動かす恋愛は複雑な心理が働きます。ここでは単純接触効果を恋愛に活用する方法を3つまとめてみました。

その1.「会う回数を増やす」

単純接触効果を上手に活かすためには、とにかく会う回数を多くすることが重要です。このときに注意していただきたいのが「短いサイクルで会う回数を増やす」こと。つまり週に一度会うことを繰り返すよりも一週間ほぼ毎日会うようにする方が効果的というわけです。ただ顔を合わせるだけでなく簡単なあいさつを交わす、会釈をするなど相手に自分を印象付けるようにすると効果が現れやすくなります。相手がどこにいるか分かる場合は「とりあえず顔を出す」くらいの軽い気持ちで会う回数を増やしていきましょう。

学校なら同じサークルに入る、職場なら同じ飲み仲間に入るなど自分から積極的に動いて顔を合わせる頻度を増やしてください。このとき、無理に話しかける必要はありません。とにかく顔を見せる回数を増やし、相手に印象付けることを心掛けましょう。

その2.「頻繁に連絡を取るようにする」

気になる人となかなか会う機会がない……。そのような場合は、SNSやメールを使って連絡を取り合う回数を増やしていきましょう。相手とLINEでつながっている場合は、簡単に「おはよう」や「お疲れ様」など気軽なメッセージでOKです。スタンプで軽くやり取りするのもおすすめです。「会社近くに新しいカフェを発見したよ!」「○○君がSNSにアップしていたところに行ってきた!」など、相手が興味を持ちそうなネタを振りながら、自分の顔写真と一緒に送ってみましょう。文字によるコミュニケーションでも単純接触効果は期待できますので、会えないからと諦めないでくださいね。

その3.「物を通してあなたを印象付ける」

相手との距離が少し縮まってきたと感じ始めたら、「あなた」を思い出してもらえる物をプレゼントしてみましょう。このプレゼント作戦にも単純接触効果が期待できます。できれば相手が毎日使えるようなものがベスト。実際に接触していなくても物を通してあなたを思い出してもらうことが狙いです。もし相手にプレゼントをするのが難しい場合は、物の貸し借りでも大丈夫。ノートや本、文房具など気軽に貸し借りできるアイテムがオススメです。単純接触効果は、あなたを思い出してもらうことがポイントになりますので、ノートや本にイラストや一言コメントを添えてみるのも効果的です。

単純接触効果を最大限に挙げる方法は?

単純接触効果は、「短い時間に合う回数を増やすことで効果を高めることができる」と紹介しましたが、お盆や年末年始といった長期休暇で思うように会えなくなることがあります。このような場合は、三連休なら連休中に一度だけメールで連絡を取る……などバランスを見て連絡をするのが無難。ただし使い方を間違えると「しつこい」「ウザい」と嫌われるケースもありますので、短い文章で簡潔にサクッと送るくらいの感覚が理想です。また、休みに入るたびにLINEやメールを送るのも相手に嫌がられる可能性がありますので、連休や夏休みといった特別な休みのときだけ送るようにしましょう。普段、顔を合わせているからこそ、たまに送るメールは効果が期待できますので、上手に活用してくださいね。

単純接触効果は復縁にも効果がある?

単純接触効果は復縁にも効果があると言われています。たとえ、短い時間であっても顔を合わせることで復縁につながりやすくなる場合がありますので、状況を見極めて単純接触効果を狙ってみてください。とはいえ、単純接触効果の基本効果は告白する前に使うことが前提にありますので、復縁の場合は注意が必要です。別れたときの状況次第では「また、あいつか……」「なんでいつも顔を合わせるのだろう」と嫌がられるケースもあることを忘れないでください。このような事態を回避するためにも、単純接触効果で復縁を狙うなら相手に「あれ?」と思われるくらい、あなた自身の変化が必要です。例えばロングヘアからバッサリとショートヘアにしてしまう、服装の趣味を変えるなど、外見を大きく変えることで「ネガティブ」な印象を「ポジティブ」に変化させることができます。その上で、単純接触効果を試してみると、あなたに対する印象が過去と今で大きく変わるはずです。

告白する前や付き合い始めなど恋愛の初期段階では、単純接触効果は有効的な手段です。相手に好印象を与え、お互いの気持ちを高めるチャンスですので、上手に活用してください。復縁の場合も、単純接触効果を理解した上で利用すればプラスに働きますので、相手と自分の状況を分析した上で取り入れてみましょう。

単純接触効果の注意点とは

単純接触効果は、恋愛の初期段階に有効な手段だとお伝えしましたが、注意をしなければ逆効果になります。ここでは、単純接触効果を活用するときの注意点を紹介します。

単純接触効果の注意点1.ファーストコンタクトに失敗しない

単純接触効果のデメリットは嫌いな人や物を見続けると、さらに嫌いになってしまう場合があります。好感度の高いファーストコンタクトに成功すれば、何度も顔を合わせていくうちに単純接触効果で好意を持たれる可能性が高くなりますので、初対面での印象は相手からどう見られているか意識してください。「どうやってファーストコンタクトを取ればよいのかわからない」と悩まなくても大丈夫。結論だけを言えばファーストコンタクトの印象が「悪くなければよい」のです。極端な話、簡単に挨拶をするだけでも悪い印象さえなければよいということ。自信がなければ「こんにちは」だけでもいいのです。相手に「嫌だな」と嫌悪感を抱かれなければファーストコンタクトは成功です。その後は何度も顔を合わせて単純接触効果を上げていきましょう。

単純接触効果の注意点2.相手の負担にならない

単純接触効果は、毎日のように顔を合わせることが大切だとお伝えしましたが、相手に不安や警戒心を与えると逆効果になります。無理に約束を取り付けることや長時間呼び止めて話をするなど相手の行動を制限してしまうような言葉や態度は、一歩間違えるとストーカーのように思われて避けられるようになります。単純接触効果は「長時間会う」ではなく「短い時間に回数を多くする」が大切です。「挨拶をするだけ」「一言二言、言葉を交わす」程度のライトな接触にとどめ、相手に好意があるとわかった段階でお茶や食事に誘うなどの段階を踏むようにしましょう。

単純接触効果の注意点3.単純接触は10回まで

会えば会うほど効果が上がるとされている単純接触ですが、その上限は10回までと言われています。10回以上接触を繰り返しても効果は変わらないとの研究報告もあるので、勝負をするのなら10回以内に決めるようにしましょう。最初の10回で「相手の気持ちをつかむ」「好感度を上げる」など最大限の効果をあげる必要がありますが、視点を変えればチャンスは10回あるということ。10回以内に効果をあげるように努力することが大切です。

単純接触効果の注意点4.相手の性格を見極める

気になる相手の性格次第では、単純接触が逆効果になる場合があります。例えば、「なんでこんなに構ってくるのだろう」と思うような相手なら単純接触の回数を増やすほど逆効果になります。「積極的に行動を起こされるのが苦手」「じっくりと時間をかけて話す相手を理解したい」と考えている相手には、あまり効果がない方法となるので、相手の性格を見極める必要があります。

単純接触効果の注意点5.単純接触だけでは足りない

単純接触効果は、あくまでも相手に自分を意識してもらうための第一歩です。単純接触を繰り返して何となく相手があなたを意識するようになったとしても、それだけでは恋愛に発展することは難しく、そこから先は何かプラスαが必要となります。単純接触効果で基本的な好感度は上がっているので、後は相手をドキッとさせる魅力やアクションが必要となることを忘れないでください。

単純接触効果の注意点6.単純接触効果を過信しない

単純接触効果で最初の印象がプラスに働いていても、何かの拍子にマイナスのイメージを持たれてしまうと逆効果になることがあります。例えば、あなたが毎朝会う人に好感を持ったとします。何かの機会で話をした際、相手のイヤな部分が見えると次に会った時も何となくマイナスなイメージから、避けるようになってしまった……。このように、親しくなる前に相手の欠点に触れてしまうと単純接触効果は逆に作用するようになってしまいます。

単純接触効果は、第一印象さえ悪くなければ有効な手段ですが、単純接触を試した相手の反応がイマイチだった場合は、すぐに距離を置いて様子を見ましょう。その上で、グループデートを提案してみるなど別の方法を考えてみてください。友人を通して接触すれば効果も期待できます。

 

ビジネスシーンでよく使われる単純接触効果は、恋愛に応用することができます。何度も顔を合わせる事でプラスの印象を与え、好感度の高い状態から恋愛をスタートさせるのが単純接触効果のメリット。最初は異性として見られていなくても、好印象を持たれればプラスから発進できます。そこから上手に自分をアピールして恋愛に発展させることが成功のカギです。好きな人との距離を単純接触効果で上手に縮めながら、次のステップに進んでみてはいかがでしょうか。チャンスは10回までです。