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妻が本気で離婚をしたいと思ってしまう夫の言動とは?【インタビュー】

元カレとのありえない恋愛トラブルから、家族や友達に言えない恋のお悩みまで、今だから言える恋愛事情をリアルに語ってもらう「ORIHIMEのホンネ」。

今回お話を聞かせて頂いたのは、過去に離婚経験を持つ近藤亜希子さん。離婚を決断するまでにどのような想いがあったのか?結婚に対する意味や価値観について語って頂きました。

長年付き合ってきた人でも変わってしまう瞬間があることを知りました

■ 過去に離婚経験をお持ちとのことですが、離婚をした理由を教えてください

亜希子:元夫は優しくて良い人でした。でも、自分で会社を経営していたため、会社の規模が大きくなると仕事に対する彼のプレッシャーや負担も増えてしまって……。家庭への比重が軽くなってしまったんです。お付き合いをしていたのが13年間、結婚生活が3年間という長い付き合いで、彼のことをずっと見ていたはずなのに、想像できないくらい変わってしまったんです。それが離婚のきっかけでした。

■ 具体的に、どのように変わってしまったのでしょうか?

亜希子:正直、お金が理由で人間はここまで変わってしまうんだなと思いました。素直な人だから良くも悪くも周りからの影響を受けやすい性格で。周りの社長さんとのお付き合いが増えるようになると「自分もカッコイイ社長になりたい」と周囲の目を気にするようになり、自分の立場が上がっていくと家庭よりも仕事が優先になってしまったんです。それでも一緒にいようと私も努力をしたのですが、彼の精神が安定せずイライラすることが増えて、私に向かってモノを投げつけてくるようになりました。「家庭と仕事、どちらが大事?」と映画やドラマに出てくるようなセリフがリアルに頭の中に出てきましたし、実際に夫に向かって言ってしまうこともありましたね。

■ 仕事と家庭のバランスが偏り過ぎていくという問題は妻としても悩むところですよね

亜希子:家庭に対する優先順位が下がっていくのは残念ながら毎日感じました。仕事は順調でしたが夫の人生観は変わってしまったなと感じますし、夫の大事なモノのゾーンに入っていないと大切にされないことも少しずつ分かってきて。彼を支えようと何度も思いましたが、大事な約束を守ってもらえなくなった時点で結婚生活を続けることが難しいかもしれない……と考えるようになりました。ちょっとしたウソは許せますが、大切な約束を破ることがどんどん増えていくのはとても辛かったです。男性は一生働かなくてはいけないし、そのプレッシャーについては私も仕事経験があるから理解できる部分はあります。でも、自分が望んでいる結婚生活ではないなと思ってしまったのも事実です。

理想の結婚生活は「ごく普通」の夫婦であること

■ 亜希子さんが望んでいた結婚生活とは?

亜希子:私自身は派手な生活は望んでいなくて、休日に夫婦で買い物に出掛けてのんびり過ごしたいと思うタイプ。仕事から帰ってくる時に「これから帰るね」と一言教えてくれるような、ごく普通の「夫婦」でよかったんです。でも、夫と上手くやっていくためには仕事も家庭も一切口を出さないことが大前提。彼が求める理想の妻は「何も考えない、何も聞かない、何も話しかけない、休日は起こさない」それでいて、気が向いた時にはきちんと付き合ってくれる都合のいい女性。私から夫に電話をすることは許されなかったから「私の存在はなに?」と疑問に思ってしまったし、「体のイイ家政婦さんだよね」と友人から言われた言葉に「その通り」だと納得してしまいました。付き合いも長いし、ただ仲良く過ごしたいだけだったんですけどね。

■ 長年の付き合いがあった旦那様との離婚を決断した時、どのような想いがありましたか?

亜希子:夫が家の家具を壊してしまい、警察沙汰になったのをきっかけに2年間の別居生活をしていたのですが、夫婦仲を修復したいと思いつつも冷静に考える期間でもありました。「俺は悪くない」と自分の責任を転嫁する態度や思いやりのない言葉、彼の考え方や価値観について改めて考えてみましたが……。今、一緒にいない時点で夫が大切とする側に「私」はいないんだと理解しました。夫との生活を何とかやっていかなければ!という気持ちに気を取られていましたが、今まで見て見ぬ振りをしていた「本質」についても改めて見つめ直してみて。自分が抱え込んでいた想いは間違いでなかったと気が付いたのは大きな進歩でした。

人って「おまえが悪い」と言われ続けていると「自分が悪いんだ」と思い込んでしまいますよね。自分の居心地の良さを追求するために、都合の悪いことは他人の所為にしてしまう夫。それでも一緒にやっていこうと努力をしてきましたが、お金で得る幸せよりも心の幸せが欲しい、贅沢しなくても心に幸せがあるだけでいいと思えるようになりました。

離婚をしたことで「結婚」に対する固定観念がなくなりました

■ 結果として離婚してよかったと思いますか?

亜希子:そうですね。離婚前よりも心がラクになりました。怒鳴り散らされる精神的な恐怖もないし、我慢することもなくなったので。余談ですが、離婚してから1ヶ月後に夫は再婚していたようです。ビックリを通り越して笑ってしまいました。

■ 離婚をすることでのデメリットはありましたか?

亜希子:安定した生活から離れるという点ではデメリットだと思います。それに16年間ずっと一緒に過ごして色々なものを共有してきた人と別れるという寂しさも確かにあります。友人とは違う喜びや楽しさもありましたし、別居した直後は沢山悩みました。でも、今振り返るとやはり離婚を選んで正解でした。

■ 離婚経験を経て、結婚に対する価値観や考えは変わりましたか?

亜希子:以前の私は、結婚は絶対にしなければならないものと思っていた部分がありました。「こうでなければいけない」と固執していたところがあったのかもしれません。今は結婚についてあまり大きく捉えていなくて、一緒に過ごしていきたいと思える人に出会えて一緒にいれたらいいのかなと思います。相手の良いところも悪いところも受け入れて、許せる自分でありたいですね。それに必要なのが話し合いなんだろうと思います。

■ 結婚相手に1番求めることは?

亜希子:本当に自分のことを好きでいてくれる人です。私も相手を理解したいと思うし、お互い理解しあえる関係でありたいから。それでいて穏やかな人がいいですね。

■ これまでの恋愛経験を通して、成長したなと感じることを教えてください

亜希子:若い時の恋愛は自分が求めるだけの生活でした。それが結婚をしたことで「彼に尽くさなければ」という生活になり、自己嫌悪に陥ってしまうことも。そんな経験を経て今思うのが、考えすぎずフラットな状態をキープすること。冷静になって考えると自分の悪いところも意識できますし、偏った物の見方ではなく真っ直ぐに物事を見ることで正しい判断ができます。とはいえ、生活に追われていたりイライラしてしまうこともありますから、自分自身をリセットする方法も覚えました。今では、一人で考える時間が欲しいなと思ったら行き先も決めず、ひとりドライブをしています。この時間では自分の行動を反省して新たな気持ちに切り替えています。

 

たとえ信頼関係のおける長い付き合いだったとしても、別れを選ばなければならない場面に直面することも時にはあります。辛いことが重なると自分を責めてしまいがちになりますが、冷静に状況を見極めてベストな答えを導き出すことを今回のインタビューで語って頂きました。離婚をするか否かで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。きっと背中を押してくれるヒントがあるはずです。