結婚は意識するけど「今」はできない、揺れる男心のホンネとは?【インタビュー】
元カレとのありえない恋愛トラブルから、家族や友達に言えない恋のお悩みまで、今だから言える恋愛事情をリアルに語ってもらう「ORIHIMEのホンネ」。
今回インタビューに登場していただくのは、お付き合いしている彼女と同棲をスタートさせたという会社員の中澤敬介さん。
このまま彼女と結婚するだろうとぼんやり見える未来に対して決断ができない理由とは?
プロポーズをためらう男心について語っていただきました。
同じ職場で同じエリアに住む「気軽な飲み友」からスタートしました
■ 同棲されている彼女とお付き合いをするきっかけは?
敬介:実は彼女と付き合い始めたのは昨年から。彼氏彼女の関係になってから、まだ半年くらいなんです。
彼女とは同じ職場で、会社の喫煙所で話をしたのが最初でしたね。
たまたま僕と彼女が同じエリアに住んでいたことから話が弾んで。同じ会社の人と近所で一緒に飲めるのがいいなと思い、飲み友として会うようになりました。
その流れで自然にお付き合いが始まった感じです。
僕も前の彼女と別れていて、彼女もシングルだったのでタイミングが良かった部分はありますね!
■ どのような流れで彼女と同棲することになったのでしょうか?
敬介:僕が住んでいる場所と彼女の家が本当に近くて。
気軽に会える距離で便利だったのですが、ちょうど僕が住んでいる家の契約更新が迫っており、そろそろ引越しをしようかなと考えていたタイミングだったんです。
彼女も家の契約更新が控えていたこともあり、「一緒に住む?」と僕から提案をしました。
■ ひとり暮らしと同棲だと、かなり感覚が違うと思うのですが抵抗はありませんでしたか?
敬介:同棲に対するネガティブな印象はあまりなかったです。
僕自身、大学を卒業してからずっと一人暮らしをしていましたが、ちょっとルームシェアに興味を持っていた時期がありまして(笑)
友人とルームシェアをする話も出ていたのですが実現できず……共同生活が楽しそうだなと思っていた部分もあったので、イヤという感覚はありませんでした。
それに僕は片付けが苦手で部屋が汚かったので、彼女と一緒に住むことで、そういう部分も改善できればいいなと思っていたくらい。
僕から一緒に住もうと誘った手前もあるし、マイナスな要素はほとんどありませんでした。
あえていえば、同棲することで「ひとりの時間が欲しくなるのでは?」と懸念していましたが、実際に同棲を始めてから今までは全く思わないですね。
■ 彼女も同棲することについては賛成でしたか?
敬介:現在は同じ職場ですが、彼女は元調理師で料理が大好きな女性。
ひとり暮らしより同棲した方が間取りも広くなるしキッチンも広くなるので彼女にとってもメリットがあったようです。
同棲前は一旦家に帰ってから会いに行くようなスタイルだったので、反対に移動などの「無駄な時間」がなくなっていいよねという感じです。
■ 実際に同棲をスタートしていかがですか?
敬介:先ほども少しお伝えしましたが、同棲する前は「ひとりの時間」が欲しくなるだろうと思っていました。でも、実際に同棲をしてみるとわりと平気ですね。
ひとり暮らし時代に部屋が汚かったからそこも気になっていましたけど、2人で住み始めてから家の中をキレイにしようと意識するようにもなりました。
ルームシェア経験のある友人から「同棲すると相手のイヤなところが目につく」と聞いていたけど、今のところないです。
前の彼女には結婚を意識しなかったけど、今の彼女は結婚がイメージできます
■ 同棲をするときに「結婚」は意識しましたか?
敬介:考えますね。僕が今年31歳になるので年齢が……というのもありますけど。
周りは独身も多いけど、僕が30歳のときに結婚をした人が多かったので意識するようになりました。友人や知人の結婚式に行くと「いいな」となりますし。
とはいえ、結婚は考えるけど、どのタイミングでプロポーズするんだろうとか自分の中で決断できていないところは正直あります。
ただひとつ言えるのは今お付き合いしている彼女とは何となく結婚のイメージができるということ。
あらためて振り返ると、その前に付き合っていた女性とは「この人とは結婚しないだろう」と直感で思う部分があったので、そこは大きく違うと思います。
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■ 結婚を意識する女性としない女性、この差は何でしょうか?
敬介:言葉にするのは難しいですけど、価値観的なことや居心地の良さはあると思います。
今の彼女は気張る必要もないし一緒にいて飽きることがない(笑)。わりと長い時間を過ごしても、それが当たり前で苦にならないです。
僕の友人を交えて飲むこともあるし、彼女の友達が家に遊びに来ることも。そういう些細なことがお互い気兼ねなくできる関係ですね。
そんなことも含めて、良い意味で気を遣わない存在というか……変な話ですけど、オナラしてもふざけ合える「オナラをし合える仲」です(笑)
僕はこう見えて、実は精神年齢が低いタイプ。ふざけた話もするし、家でグータラしている姿もあって。
外ではあまり見せない部分を彼女の前ではさらけ出すことはあると思います。
■ 素の自分を出せるようになった「きっかけ」はありますか?
敬介:ダメな自分を見せたことがあるからだと思います。
みんなで飲んだとき、僕が思いっきり酔っ払ってしまったことが過去にありまして。既に彼女と付き合っていたので「彼女がいるからベロベロに酔っ払っても何とかなるだろう」と甘えて飲んでしまったんですよ。
記憶もうろ覚えですけど……男からすれば、ちょっとカッコ悪いですよね。
付き合いはじめて早々に、そんな部分を見られてしまったので、素の自分を出しやすかったというのはあります。
■ 彼女と結婚するだろうと思っているのにプロポーズをためらう理由とは?
敬介:結婚は考えていますけど、実は転職も視野に入れているところがありまして。
今は営業の仕事ですが、将来を考えて技術職に興味があるんです。実際に転職しないと見えない部分があるし、どうなるかは自分でも予測できないので何とも言えないのですが……。
仮に転職先が微妙だった場合「どうしよう」という状態になりそうで自分にブレーキを掛けてしまう。
基盤をつくった上で結婚したいという……言葉にすると言い訳になりますが、金銭面で彼女に迷惑を掛けてしまうのはイヤで。
転職をして結婚をして今の状況よりも悪くならないか?と心の中での引っかかりはあります。
■ 結婚に対する自分のタイムリミットはありますか?
敬介:年齢でいえば30半ばまでには結婚したいと思います。
その年齢で1度も結婚していない独身男性は「何かあるんだろう」と勘ぐられそうな気がして(笑)
母親がもうすぐ還暦を迎えるので、結婚が親孝行になればいいなとは感じます。
■ 結婚について仕事仲間や友人に相談をすることはありますか?
敬介:知り合って3〜4年の飲み仲間がいますが、昔より結婚についての話をするようになりました。
「結婚するの?」と聞かれることもありますけど、その時は「するんじゃないですかね?」という感じで、はぐらかして答えてしまう(笑)
彼女もすでに結婚している地元の友人がいるから、結婚はもしかしたら僕以上に意識しているだろうとは思います。
会話でも「いつ結婚するの?」と聞いてきたり、ゼクシィの付録がかわいいからとゼクシィを購入していたので。どういう意味なんだろうと気になりますけど。
「結婚」をリアルに感じる歳になると、女性を見る目も変わりました
■ もし「結婚したい」と彼女から言われたら?
敬介:彼女から結婚したいと言われたら、いろいろ考えてしまいますね。ご両親へのご挨拶もあるし。
結婚は意識するけど、まだ具体的なイメージが固まっていない状態ではあります。
けれども結婚するなら彼女だなとは思うんですよ。
一緒にいる時間を共有することもあれば、お互い好きなことを楽しんでいることもある、そんな気兼ねない関係が築けるのは貴重な存在です。
■ 自分が思い描く理想の結婚、理想の家族の形とは?
敬介:いずれは子どもが欲しいですね。結婚をして子どもが生まれるまでは共働きで貯蓄したいなとは思います。
子育てが落ち着いて、彼女が働きたいならその意思は尊重したいし、専業主婦ではなくてもいいかなって。
僕は子どもが大好きで、精神年齢が同じだから子どもにモテるんです(笑)
従兄弟の子どもたちと一緒に遊ぶのが楽しかったりするので、そういう家族の形は憧れますね。
■ これまでの恋愛経験を通して成長したなと思うことを教えてください
敬介:20代の頃はそこまで意識しませんでしたが、30歳を前にして周りが結婚しはじめ、「結婚」という言葉が昔よりリアルなものになりました。「そういう年齢になったんだな」と(笑)
ノリで付き合ってみようという若い頃に比べたら、今は付き合う段階で結婚を意識する女性を無意識に選んでいるのかなと感じています。
例えば、昔は料理ができなくても気にしなかったけど、今は家庭的な一面が見える女性に惹かれたり、一人暮らしで自炊をしている女性の方が生活力を感じられるなって。
僕自身、洗濯機の使い方もお米の炊き方も知らなかったから余計に思ってしまうんです。
自分の身の回りのことをしっかりこなせる女性は自然と気になるし、家庭的な印象を受けますね!
今の彼女は同性からの評価がとても高くて友人から好かれている女性。
同性からの支持があるということは困った時に助けてくれる友達がいるんだなと思うし、そういうところがいいなと感じるポイント。
昔は一目惚れもありましたけど、見た目だけで選ぶという思考はなくなったと思います。
30代に入り、結婚に対して確実に意識しはじめていると語ってくれた中澤敬介さんのリアルな言葉。
「結婚したいと思うけど踏み切れない」このジレンマは、きっと多くの男性が抱えているのではないでしょうか。
その男の本音をどれだけ汲み取り、不安要素を拭い去ることが結婚への近道になるのかもしれません。
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