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伊豆・修善寺温泉の恋愛パワースポット!「恋の橋めぐり」でロマンチックデート

新緑に囲まれた桂橋

こんにちは! ジブリマニアのライターMAKIJIです。突然ですが『千と千尋の神隠し』で、千尋が油屋の前に架る赤い橋を、現実の世界に戻るまでに何回渡ったか覚えていますか?実は千尋が赤い橋を渡った回数と関係があるかもしれないと言われているスポットが、伊豆の小京都と呼ばれる修善寺温泉にあるんです。それが「恋の橋めぐり」。

温泉街の中心を桂川が流れ、恋にまつわるご利益のある5つの橋が架かっていて、願いを込めて橋を渡ると、「恋愛成就」すると言われているんです。今回は癒し系パワースポットで知られる「修禅寺」、修善寺温泉のシンボル「独鈷の湯(とっこのゆ)」、『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』二つ星の「竹林の小径(ちくりんのこみち)」など、「恋の橋めぐり」しながら、約1時間で巡る「恋愛成就」の旅を紹介します。

伊豆・修善寺温泉の「恋の橋めぐり」日帰りトリップ

旅の拠点は「修禅寺」もしくは「渡月橋」に近い駐車場がオススメ。取材の際は平日に訪れたこともあり、「渡月橋」の横にある「1日何時間停めても400円という駐車場」にクルマを停めることができました。

そして「伊豆市観光協会修善寺支部」で、「修善寺温泉のガイドマップ」をゲットしましょう。

「恋の橋めぐり」の恋愛成就ルートとは?

「福地山 修禅寺」

『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で2つ星を獲得した修禅寺は、修善寺温泉の歴史とともに、伊豆八十八ヵ所の全ての寺院を回ることのできた人が、八十八番目に訪れる札所として知られています。修善寺温泉の名称のもとになったとされる、修禅寺の「禅」という字はお寺に使われていて、修善寺温泉の「善」という字は地名に使われていることが、お寺との関係が深いことを物語っているように感じます。

手水舎

「恋の橋めぐり」の順番では、修禅寺は最後に参拝し、結願(けちがん)する方法が紹介されています。

桂橋

しかし、「恋の橋めぐり」の効果を最大限にするためには、修禅寺を参拝せずに「恋の橋めぐり」を始めるより別のコースがおすすめ。達磨山の気が流れ込む龍穴(大地のエネルギーがみなぎる場所)でもある修禅寺で身を清めて、縁起の良いパワーを授かってから、「恋の橋めぐり」をスタートさせるといいでしょう。

温泉の出る龍の口

手水舎の「龍の口」から温泉が出る手水舎にビックリしながら、お清めして参拝しましょう。

恋愛成就のための「5つの橋めぐり」とは?

渡月橋

修禅寺参拝が終わったら、恋の橋めぐりへ。綺麗な水が流れる桂川に架かる5つの橋を、修禅寺に近い「渡月(とげつ)橋」から河原沿いの散策路を上流に向かって、「恋愛成就」を願いながら順番に巡ります。

渡月橋は別名「みそめ橋」と呼ばれ、「良縁祈願」のご利益があると言われています。「運命的な出会い」を願うなら、ぜひ最初に訪れてほしい橋です。「理想の相手」を強く思い浮かべながら渡って、素敵なご縁を引き寄せましょう。

修禅寺の前にあるということから、いつも人で賑わっている虎渓(こけい)橋です。虎渓橋は別名「あこがれ橋」と呼ばれ、「恋愛成就」のご利益があると言われています。

修善寺温泉のシンボル「独鈷の湯(とっこのゆ)」

虎渓橋の上流には、桂川の中に「独鈷の湯(とっこのゆ)」を見ることができます。修善寺を訪れた空海(弘法大師)が、桂川で病気の父を洗う少年の孝行を見て心を打たれ、持っていた独鈷杵(仏具)で、川の岩を打ち霊湯を湧き出させました。その湯に浸かったところ、父親の病気はたちまち癒え、そのことから温泉療法が広まったと伝わる、修善寺温泉発祥の湯です。伊豆最古の温泉と言われ、現在は自然石を組んだ浴場になっていて修善寺温泉の象徴的存在となっています。
※現在は見学のみで、手や足をつけるなどの入浴は不可となっています。

「独鈷の湯」を見ながら進むと、「桂谷八十八カ所・標の道」と兼用されている散策路へ導かれます。「独鈷の湯」で温泉を楽しめない代わりに、「足湯・河原湯」が設置されているので、こちらで旅の疲れを癒し、ちょっとした温泉気分を味わってみてはいかがでしょうか?

小京都を思わせる癒し系スポット

個人的に「恋の橋めぐり」で一番好きな場所は、桂川沿いの散策路の中で、瑞々しい新緑の隙間から、赤い桂(かつら)橋が見え隠れするこちらのスポット。

竹林の緑と赤い橋の美しいコントラストが魅力です。修善寺は伊豆の小京都に例えられたりしますが、竹林の小径に架かる赤い桂橋は、ドラマやCMのロケ地になることが多く、SNS映えもばっちり。日本の情緒を感じさせる竹林に向かう石畳と赤い橋の風景は、「雅(みやび)」を感じさせるので、ロケ地に選びたくなる気持ちが、よく分かる眺めです。

赤く可愛い橋が鮮やかなので、とっても絵になりますね。修善寺温泉に滞在する機会があるなら、好きな人と浴衣を着て、橋の上で寄り添いながら撮影してみたいスポットです。

雨に濡れた石畳の雰囲気もまた良く、小京都のような風情を感じさせます。隣に架る楓(かえで)橋も見えることから、ついつい桂橋に滞在する時間が長くなり、自然に写真を撮る枚数が増えてしまいます。桂橋は別名「結ばれ橋」と呼ばれ、「子宝祈願」のご利益があると言われています。恋がしっかり実るように、願いを込めながらゆっくり渡ってみてください。

寄り道する価値がある「竹林の小径」

桂橋を渡るとスグ、「竹林の小径」の入り口があります。次の楓橋までは、竹林の中を通り抜けていきます。小径の途中には、丸く大きなベンチが設けられています。

こちらは「恋の橋めぐり」をしながら「寄り道する価値がある」と、評判になっている癒し系スポット。美しい青竹が立ち並ぶ小径は、凛とした空気が流れていて、立っているだけでも頭がスッキリとするような清涼感溢れるロケーションです。

竹林に吹く爽やかな風や、葉っぱのざわめきに耳を澄ましてみてはいかがでしょう。非日常感のある森林浴をすれば、時間を忘れてしまうほど贅沢な癒しのひとときを過ごせるはず。

ちょっとした光景がたまらない遊歩道

小京都の風情を満喫できる「竹林の小径」が終わるころ、竹林の隙間から赤い楓橋が見え隠れしてきます。

楓橋は別名「寄り添い橋」と呼ばれ、「結婚祈願」のご利益があると言われています。

趣のある散策路沿いには、ギャラリー「しゅぜんじ回廊」(無料)があり、修善寺の四季折々の風景が写真で紹介されています。時間に余裕があれば立ち寄ってみてはいかがでしょう。

5つめの橋はこれまでの赤い橋と違い、滝下(たきした)橋という焦げ茶色の橋です。滝下橋は別命「安らぎ橋」と呼ばれ、「夫婦円満」のご利益があると言われています。

ちなみに「恋の橋めぐり」の散策路は、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ・第6話(新垣結衣・星野源)』のロケ地にもなり、「虎渓橋~桂橋~竹林の小径」を歩いている様子が撮影されていました。ドラマを思い出しながら散策しても面白いかもしれません。それぞれの橋は、願いを込めて橋を渡るとご利益があるので、恋愛祈願をしながら散策しましょう。

「恋の橋めぐり」には別の楽しみ方がある?

修善寺温泉のシンボルと言えば「独鈷の湯(とっこのゆ)」ですが、「恋の橋めぐり」のシンボルと言えば、5つの橋それぞれに橋のシンボルを表す、とても珍しい「橋紋(きょうもん)」。それぞれの橋ごとに橋紋の場所が違うので、「恋の橋めぐり」をしながら、橋のどこかにある御影石の橋紋探しをしてみても面白いですよ。ちなみに全部見つけて、写真をスマホに保存しておけば、「恋愛成就」の効果がパワーアップするというウワサもあるそう。

「恋の橋めぐり」の願いが通じるか?

「恋の橋めぐり」で5つの橋を渡ってきましたが、効果を確かめてみたくなりませんか?
虎渓橋から修禅寺とは反対方向に進んだ場所に、『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で2つ星を獲得した指月殿(しげつでん)があります。

指月殿にある「お伺い石」には、摩訶不思議な力があると言われています。想いを込めながら石を持ち上げてみてください。願いが叶う人は軽く持ち上がり、叶わない人はずっしりと重く感じられるそうです。もし重く感じたら、指月殿の釈迦如来像にそっと手を合わせて、願いが伝わるように「以心伝心」のご利益を授かりましょう。

ちなみに筆者は持ち上げることができましたが、重さを感じました。まだまだ「不純な心」があるということなのでしょうか? 合掌……。

最後に訪れてほしい日枝神社では、「未来の自分」を想像しながら参拝しましょう。境内にある御神木の1本杉は、根元から2つに分かれていることから、別名「子宝杉」と呼ばれています。夫婦円満や子宝成就のご利益が期待できるようですよ。

「恋の橋めぐり」で運命的な出逢いのサプライズ?

「恋の橋めぐり」で5つの橋を渡りましたが、あまりにも居心地が良かったので、再び「桂橋~竹林の小径~楓橋」を巡りました。駐車場に戻るため、最後に渡った滝下橋に辿り着いた時、雲の切れ間から陽射しを浴びてキラキラ輝く桂川を思わず覗き込んでみました。

すると目に飛び込んできたモノに、思わずびっくり。桂川に「ハート型の石」を見つけたのです。5つの橋を巡って来た最後の橋で、「隠れハート石」を見つけることができるなんて、ロマンチックな出逢いにテンション上がりまくりです!

「恋の橋めぐり」で5つの橋をすべて渡りきると、思いを寄せている人に思いが通じ、恋する2人で渡ると、固く結ばれると言われています。

赤い橋はSNS映えするので、「恋の橋めぐり」をしている人だけでなく、記念撮影をしている人も多くいました。
特に、桂橋から滝下橋にかけて約300m続く散策路では、清涼感のある竹林の緑と、キュートで赤い橋のコントラストが綺麗で、SNS映え必至のスポットです。最高のロケーションに包まれて、しっとりと歩きながら、素敵な風景の中で「恋愛成就」できるなら一石二鳥でしょう。

旅で感じた「橋」つながりの余計な話

▲出典:株式会社ワールドリゾートオペレーション

ジブリマニアだからこそかもしれませんが、思い込みが激しいというか? コジつけ? にさえ思われるかもしれません。修善寺温泉からクルマで約40分。ドライブにはちょうどよい距離の西伊豆海岸沿いに、土肥(とい)という温泉の町があります。なぜココまで足を延ばしたかというと、「ジブリマニア」として気になる「橋」がある、「ゆとりろ西伊豆」を訪ねてみたかったからです。

写真に写るロビーの手前に、小さな石造りの橋があります。玄関先から入って、小さな石造りの橋を渡ると、写真の光景を目にします。「橋」とともに「赤やオレンジ」を基調にした配色が、『千と千尋の神隠し』で描かれている「油屋の配色と配置」に似ているんです。特に「ゆとりろ西伊豆」が『千と千尋の神隠し』に「寄せている」とは思えません。言葉では上手く表現できませんが、ジブリマニアなら何かを感じるのではないかと思う、和風モダンの宿としてオススメしたいですね。

赤い弁天橋越しの油屋イラスト

ずいぶんと話を戻しますが、『千と千尋の神隠し』のなかで、千尋が油屋の前に架る赤い橋を、現実の世界に戻るまでに何回渡ったか? DVDを繰り返し観たところ、赤い橋を5回渡って現実の世界に戻っています。

「恋の橋めぐり」も、願いを込めながら5つの橋を渡ります。千尋がいろいろな経験をしながら成長したように、5回ぐらい繰り返せば、必ず願いは叶うということでしょうか? 幼いながらもハクに恋をしていたのかもしれない、「千尋とハクの未来」が気になりませんか? ちょっと気になるネタが、楽しい旅の始まりなのかもしれませんね。

伊豆市観光協会修善寺支部

静岡県伊豆市修善寺838-1(修善寺総合会館内)
http://www.shuzenji-kankou.com/sougou-panf.html
https://goo.gl/maps/Lgo27qioiyk

恋の橋めぐり特設サイト

http://shuzenji-koihashi.info/

福知山 修禅寺

静岡県伊豆市修善寺964
http://shuzenji-temple.com/index.html
https://goo.gl/maps/uZzJiAqLrC52

竹林の小径

静岡県伊豆市修善寺1031-1
https://goo.gl/maps/UnHX4TvkGrJ2

指月殿

https://goo.gl/maps/AKGtRoAT1gw

日枝神社

静岡県伊豆市修善寺826
https://goo.gl/maps/CgAePSFpfSq

ゆとりろ西伊豆

静岡県伊豆市土肥324
https://www.yutorelo-nishiizu.com/
https://goo.gl/maps/6ubFTc5Tjk42

 

MAKIJI(石塚貞幸):プロフィール

マニアックな旅行ライター。ジブリアニメが好きすぎて、トトロの森のある街で「観光コンシェルジュ」として活動中。見逃しがちでマニアックなスポットや、都市伝説のある場所を彷徨い、妄想しながら「ひとりっぷ」している。特技……、見知らぬ土地でも知らない人から気軽に声をかけられることかな。