特集
UP

ツキからの使者? ウサギだらけの調(ツキ)神社で恋愛運アップ

こんにちは、パワースポットが大好き、ジブリアニメが大好きなライターMAKIJIです!

今回訪れたのは、埼玉県にある、月と同じ読みかたで調(ツキ)の名称を持つ「調(ツキ)神社」。月の動物と言われたウサギは神様の使いとされ、「調神社」の境内では数多くのウサギのオブジェを見ることができます。

また「ツキはツキを呼ぶ」として、勝運や金運のご利益もあるそう。今回は縁起の良い、ウサギまみれのパワースポットをご紹介します。

埼玉県さいたま市にある「調神社」は、神社にあるべき鳥居が無いことでも知られる神社。神社名の由来は、租(ソ)・調(チョウ)・庸(ヨウ)。これは中国の王朝「唐」時代を参考に飛鳥時代末期〜奈良時代に導入された3つの税制度で、調は繊維製品(麻や絹)を納める税を意味します。

「調神社」は、伊勢神宮へ納める「調物(チョウモツ)」・貢物の初穂米を納めた倉庫群の中に建てられた神社だったため、貢物運搬の妨げになる鳥居の柱を連結する横木(笠木・島木・貫)が取り払われたと伝えられています。

「調」「貢」ともに、「ツキ」という読み方があるため、「調神社」という名前に。柱が2本立っているだけの参道入口では、狛犬ならぬ、狛ウサギが出迎えてくれるホッコリする神社です。

調神社の象徴? 大きなウサギの手水舎

地元では「つきのみやさま」の愛称でも親しまれている「調神社」。境内には、ウサギの手水舎をはじめ、可愛いらしいウサギの像がたくさんあり、女子の間で話題になっているんですよ!

ウサギといえば神話『因幡(いなば)の白兎』や、鳥取の白兎神社を思い出す人もいるかも知れません。神話でもウサギは、“恋愛運アップの動物”として知られるようになり、「調神社」は、縁結びを願う人で賑わうパワースポットになりました。

一般的な手水舎に比べると大きな「ウサギのご神水」を前に、女性グループは大ウケしていました。SNS映えするスポットとして人気です。

「調神社」の象徴のようなウサギを、手水舎の裏から見る人など私くらいかもしれませんが……、キュートな背中、おまけ程度の小さなシッポが愛らしいですね。

ツキを呼び寄せるキュートなウサギ探しで恋を叶えよう!

鳥居の柱代わりの樹木に、簡易的なしめなわが掛けられた二の鳥居がある拝殿前。調という名称から「調神社」は、勝負ごとのパワースポットでもあり、Jリーグの浦和レッズダイヤモンズが、新年に必勝祈願をしている神社でもあります。

かつて、「月待(ツキマチ)」と呼ばれる「月に捧げ物をして祈願をする」という信仰があったのですが、この月待信仰に関係する神社の1つが、「調神社」です。

ちなみに境内のいたるところに、隠れウサギが潜んでいます。拝殿の柱に刻まれているウサギをはじめ、六角形の菱灯籠にある金ウサギなどぜひ見つけてみてください。

青銅の吊り灯篭にある透かし彫りウサギなど、「隠れハート」と「隠れウサギ」をセットで見つけることができれば、恋が叶うというウワサですよ。

ネット上を賑わす「調神社」に伝わる七不思議とは?

調神社は名前の通り、ツキに恵まれる、ツキを呼ぶ、幸運を呼び込むとして信仰されてきました。勝運・金運のご利益があるほかに、恋愛運アップのパワースポットとして知られるようになりました。境内を観察していると、境内の隅々までのぞき込む人が多くいることに気づきます。

実はこの「調神社」にはネットで噂されている七不思議があります。ここではその7つの逸話ご紹介!

<七不思議その1>鳥居が無い

こちらは伊勢神宮への調物(チョウモツ)・貢物を運び入れる時に邪魔になったため、鳥居がないと言われています。探索した結果、「摂社で祀る金毘羅神社の参道」と「調神社稲荷社の参道」の2カ所に鳥居がありました。本殿に通じる参道だけは無かったので「半分本当」というところでしょうか。

 

<七不思議その2>松の木が無い

神社ゆかりの姉弟神で弟神の須佐之男命(すさのおのみこと)が大宮へ出かけて、なかなか戻って来ないことに対して、姉神の月読命(つくよみのみこと)が「もう待つのはイヤ」と言ったことから、境内から松が無くなったと言われています。

こちらは探索した結果、確かに見当たりませんでした。この七不思議は「本当」なんですね。

 

<七不思議その3>御手洗の池の魚は片目になる

探索した結果、現在の池は全く別のモノなので確認できませんでした。伝承を受け継がれているようですが「ウソか本当か」判断できません。口からドバドバと水を吹き出す、ウサギの噴水がコミカルで面白いですね。

 

先代の狛ウサギ

<七不思議その4>狛犬の代わりに狛ウサギが置かれている

こちらは「調」を「月」と考え、ウサギを神の使いとする信仰から。探索した結果、「狛犬」ならぬ「狛ウサギ」が観られるのが、この神社の最大の特徴でもあるので「本当」ですね。

 

<七不思議その5>日蓮上人駒つなぎのケヤキ

日蓮上人が難産に苦しむ婦人のために、ケヤキに馬を繋ぎ祈ったところ、男子を無事出産して、「安産の守護神」として信仰したもの。

探索した結果、飛び地になっていることがわかりました。現存しており伝承は受け継がれているようですが「ウソか本当か」判断できません。

 

<七不思議その6>ハエがいない
<七不思議その7>蚊がいない

ともに調神社のご祭神が嫌うためと言われています。探索した結果、残念ながらハエや蚊の発生する季節の訪問ではないため「ウソか本当か」判断できませんでした。

全体的に言えることですが、ネットの情報で「全てを鵜呑みにしてはいけない」ということだけはわかりましたね。

不思議な世界への境界線にある謎の石像

パワースポット巡りをしていると、結構な頻度で不思議な光景を目にすることがあるのですが、今回もそんな光景との出合いがありました。

それが『千と千尋の神隠し』で、千尋家族が不思議な世界に迷い込む境界線に立っていた「ダルマ石」にも似た雰囲気のあるこちらの石像。権禰宜さんに疑問をぶつけてみたところ、神社でも詳細がわからない石像らしいです。

これが「調神社」にゆかりのある、姉弟神で弟神の須佐之男命(すさのおのみこと)が大宮へ出かけて戻って来ないことを案じている姉神の月読命(つくよみのみこと)だとしたら、ジブリアニメの世界観に共通するモノがあるように思えますね。

改築中で見逃しがちですが、「調神社稲荷社」でも「隠れハート」と「隠れウサギ」をセットで見つけることができます。恋が叶うというウワサなので、ツキを取りこぼさないようにしましょう。

ちなみにケヤキは別名「ツキノキ」と呼ばれています。松の木は無くても、ケヤキが多いせいなのか、力強い幹に触れてみれば「ツキのパワー」を感じられるのではないでしょうか。

「ツキ(幸運)」を呼ぶ神社で手に入る限定アイテム!

昔からウサギは、月からの使者、神様の使いと言われ、「ツキを呼ぶ」縁起が良いとして、注目を集めてきました。

月やツキと同じ読みかたで、調(ツキ)の名称を持つ「調神社」では、可愛らしいウサギのアイテム(授与品)も揃います。透き通るほど白い「招きウサギ」のような置物は、ひょうたん池のウサギをイメージした5cmほどの大きさで、神楽焼きのお守り。ツキを呼び込むための「調神社」限定アイテムです。

風水的な豆知識として、ウサギの置物は「人を惹きつける力がある」「ウサギの大きな耳は社交運をアップさせる」と言われています。家の東側に置けば、恋愛運アップに効果があるとされているので、おみやげとしてチェックしてみてくださいね。

※参拝の注意点
「写真業者による写真撮影はお断り」の掲示板あり。
 「お寺の御朱印帳」「社寺混合の御朱印帳」の場合に、御朱印を断られる場合があります(初穂料500円)。

■ 調(ツキ)神社

〒330-0064 埼玉県さいたま市浦和区岸町3−17−25
社務所TEL: 048-822-2254
社務所の受付時間 9:00~16:00
参拝時間: 24時間可能
<最寄り駅>
・JR東日本京浜東北線「浦和駅」から徒歩15分
・JR東日本武蔵野線「武蔵浦和駅」から徒歩15分
<駐車場>
・境内無料駐車場:行事で駐車不可になることが多い。
・周辺有料駐車場:参道前を含めてコインパーキング多数あり。
https://goo.gl/maps/RnacAWqBvVE2

 

 MAKIJI(石塚貞幸):プロフィール

マニアックな旅行ライター。ジブリアニメが好きすぎて、トトロの森のある街で「観光コンシェルジュ」として活動中。見逃しがちでマニアックなスポットや、都市伝説のある場所を彷徨い、妄想しながら「ひとりっぷ」している。特技……、見知らぬ土地でも知らない人から気軽に声をかけられることかな。